翌日。
昨夜選んだ店舗型ヘルス2軒とデリ1軒に電話を入れようと思ったが、やめた。
よくよく考えてみれば『働きたいです。でもいつから出勤できるかわかりません』では、向こうも困るに違いない。
それに、体を見せることになった場合、治るとは言っても今の状態では印象が悪すぎる。
ある程度の目処が立つまでは風俗店の面接は保留。
それまでテレフォンレディの仕事で食いつなぐことにした。
この日、朝から夕方まで登録した全社(合計数十番組)のテレフォンレディの仕事をし、私はあることに気付いて驚愕した。
そのうち1社の給与システムに、ある“からくり”が存在し、かなり複雑だが場合によっては女のコが恐ろしく稼げる仕組みになっていた。
『よーし。ここに絞ってみよう!』あとの会社はもう無視。
私はその日一日で、ヘルスにも引けを取らない数万円の収入を得た。
『風俗辞めてこっち(テレフォンレディ)を本職にしちゃう?』うーん…ダメだ。
ここのシステムは“運”も大きく作用するので当てにするのは危険かも。
やっぱり風俗は抜けられないかな…。
風俗か…。
嫌だな。
こんな人生もうやめたい。
彼はどう思っているんだろう。
私は…本当は
「そんな仕事はやめろ」って言われたい。
でも辞められない。
むしろ私は
「わかってて付き合ってるんだから今更そんなこと言わないでよ」って逆ギレしそうだ。
かと言って、好きな人に「頑張れ」なんて言われたら悲しすぎる。
ありえないだろうけど「何とも思わない」とか「どっちでもいい」なんて言われたら最悪だ。
つまり、彼がどう思おうと何と言おうと、私は彼の言うことには納得できないし、彼の期待に応えることも出来ない。
“ただ自分が知りたいだけ”という勝手な理由では、彼の考えは聞き出せない。
あーあ。
私は彼にメールした。
『ユウくん今どこ?逢いたいよ』
-93へ続く-
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迷惑なことなどは何もありません(^ ^)
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“親身”という言葉をどう解釈していいものか難しいところですが(笑)
少なくとも、悪意のないコメントを下さる方に対しては、私も(口調はともかく)真剣な気持ちでお返事しております♪