大好きな人との初めてのセックスは、体がどうこう感じる余裕がないほどに、気持ちだけでいっぱいに満たされてしまう。
そういえば最初に店で彼と出会った日、私は嫌悪感に耐えられず、彼が帰った後トイレに駆け込んで胃液を吐いた。
そんな記憶も今となっては嘘のように思える。
「ユウくんとは違う場所で出会いたかったな。」「あー。俺はそうは思わないよ。」「どうして?」「違う場所で出会っていたら仕事のことは隠すよね?」「うん。絶対隠し通すね。」「だとしたら俺ははるかちゃんの全部を受け止めることが出来ないから。」私の全部…。
「随分重いこと言うのね。」「ま、軽くはないね(笑)」彼の言う“全部”は大げさな気もするが、確かに私が風俗嬢であることを知らないというのは、私のことを何も知らないといっても過言ではない。
私の生活の中で風俗の仕事がかなりのウェイトを占めているのは間違いないし、心の中もそうだ。
風俗嬢になったからといって、私の人間性や性格は変わっていないと思う。
でも、風俗嬢になった瞬間、私の心の中には大きな黒い何かが住み着いた。
風俗の仕事は体よりもむしろ心がきつくて、オフのときも関係なく、その“黒い何か”と戦い続ける毎日。
私の全部を受け止めるなんて笑える話だ。
ただ、嘘でもそう言ってくれたことがものすごく嬉しかった。
「ユウくん、私と一緒に死んで。」「いいよ。じゃあ最後にもう一度抱かせて。」仕掛けたつもりが切り返されて、逆に仕掛けられた。
なるほどね。
私は、私の鼻を無表情でへし折るような、彼のこういうところがたまらなく好きなんだなーと思った。相当重症だ。
それから外が明るくなるまで何度も抱き合った。
-91へ続く-
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突然ですが、私はお客様に対して失礼な風俗嬢って大嫌いなんです。
なので、こういうコメントを頂くとキレちゃうんです。だから最初に謝っておきます。スミマセン<(_ _)>
お気に入りさんのことを悪く言って40代たまご様には失礼かもしれませんが、ずいぶんと仕事をナメている自分勝手な女のコだと思いました。
風俗は疑似恋愛だからこそ、お客様はのぼせてもワガママ言ってもヤキモチ焼いてもなんでもOKなんです。
そして、女のコはお客様が気分良く疑似恋愛を楽しめるように、努力や工夫や心遣いをするのが普通…のはずなんです。
お客様に『返事が他の人よりも遅い。他の人と差をつけていませんか?』なんて言わせてしまう時点で彼女はアウト。
最悪そうなった場合は誠意を持って謝罪してお客様から許して頂くしかないのに彼女は逆ギレした。私から見ると彼女は最低、40代たまご様はひとつも悪くないです。
恋人同士の話なら別ですが、風俗嬢なんてものは吐いて捨てるほど転がっていますので、40代たまご様にはぜひ気持ちを切り替えて違う女のコと出会ってほしいなぁ…と、個人的には思います。
ホントにきつい性格ですみません(^ ^;)
これに懲りずにまたいらして下さるとうれしいです♪