あーあ。もうおしまいだ。
私って最低だ。彼氏がいるのにそのことを言わなかったのは、結局は嘘をついていたのと同じことだ。
彼氏がいながら他の男性とデートするなんて、
彼は私を酷い女だと思っただろう。
いい加減な女だと思っただろう。
裏切られたと思っただろう。
大好きな彼をこんな形で傷つけてしまったことが悲しいし、彼に軽蔑されたかと思うとそれも悲しい。
家に着くとすぐにベッドに突っ伏した。
私って大バカだ。どうしよう。
後で電話して謝るべき?
あ…、でもこれでよかったのかもしれない。
彼が私ともっと関わって泥沼に落ちていくよりは、ここで終われば彼にとってはその方が幸せだろう。
幸い連絡先も聞かれていない。
次の約束もしていない。
私は顔を洗ってパジャマに着替え、ベッドに潜り込んだ。
『とにかく寝よう。明日からのことは起きてから考える。』目をつむると彼が浮かんできた。
ハンドルを握る彼の横顔、お笑いの話で爆笑する彼、公園を散歩する後ろ姿、海を見ていたときの横顔、過換気のときに励ましてくれた彼、楽しそうに食事をする彼。彼の手、彼の胸、彼の全部…
全部大好き。
だめだー!彼のことばかり考えてしまって全然眠れない。
「ただいまー。」彼氏が帰ってきた。
私は壁の方を向いて寝たふりをした。
-45へ続く-
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○○×○○○のランキング見ましたよ。
これってアクセスランキングということは、私、知らないうちに彼女や彼女達のお店におもいっきり貢献してたってことですね(笑)
○○○の女王様が○○○ ○×ー○で働きたくないというのも納得です。レベルというか、世界が全然違うと思います。でもこのお店の場合は、他の店では満足できないというコアなファンをがっちり掴んでいそうですね。
それにしても、どうしてレポートが掲載されないのでしょうね。
もし掲載されたら、人妻さんの次に教えて下さいね(^ ^)