翌日の昼過ぎにオナクラの面接に出掛けた。
自分とは縁遠いビジネス街。
チャラついた若者の姿はなく、風俗店の看板も見えない。
そのオナクラは駅から歩いて5分の場所にある暗い雰囲気のビルの中にあった。
入り口は狭いが中はとても広くてプレイルームの数も多い。
昨日電話で話したのはこの店の店長で、面接をしてくれたのはこの店のグループのオーナーだった。
まず、“脱がない・舐めない・触らせない・触らない”は本当のことだったので、これにやや驚いて、そして安心した。
要するに、サービス内容は本当にただお客様のオナニーを見ながら自分もオナニー(をしているフリ)をすればいいだけなのだ。
プレイルームの中は、中央が大きな分厚いガラスで仕切られていて、相手に触れたくても触れることが出来ない作りになっている。
そのガラスは天井までは届いていないので、お互いの喘ぎ声はしっかり聞こえるし会話もできる。
女のコは服を脱がなくてもよいし脱ぎたければ脱いでもよい。
あくまでもお互いのオナニーを見せ合うだけなので、お客様は自分の手で勝手に射精する。
ずいぶんとマニアックな世界だしコンセプトやシステムも大胆だ。
それでも意外とニーズはあるようで、なんといっても平日の昼間なのに店は混んでいるし電話も鳴っていた。
風俗でノルマ無し罰金無しは常識だが、この店は雑費も一切引かれない。
実際の手取りは納得いく…というか、内容のわりには高い給与だと思った。
「もしよかったら今からやってみますか?」今日は面接だけのつもりだったが、あまりにも簡単そうだったのですぐに働くことにした。
実際やってみて、やっぱり簡単だった。
普通の女の子もそうかもしれないが、風俗嬢にとってオナニーの演技なんてチョロイもんである。
この仕事はヘルスと比較すると1本あたりの時間が短い分、いかに数こなすかが肝となるが、この日は客足が途絶えなかったので結局夜まで働いてかなり稼ぐことが出来た。
不満はない。
私はこの店で働くことに決めた。
-106へ続く-
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でも暑いのは大好きなので元気です☆
石川様もお体に気をつけて頑張って下さいね(^ ^)