「ねえ、ユウくんの話って何?」「あーもういいの。解決した。」「お金のことだったの?」「うん。」
“解決”か…。
彼は満足そうだが、私は申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
だけど『やっぱりこれでよかった』、そう思いたい。
「はるかちゃん。完済するにはあといくら必要?」「うーん。でもそれは自分で頑張るから。」「じゃあ大体でいいから教えるだけ教えて。」「……わかった。じゃあ全部話す。」私は借金のことをすべて話した。
風俗で働き始めた理由(つまりは借金の理由)から、残りの金額、利息の話、現在の収入、毎月の返済額、これからの返済計画、いつ頃風俗を辞めるのか。
それから二人で電卓を叩いてメモをとりながら今後のことを話し合った。
彼が車を売ったお金はすべて返済に充て、残りは私が自分で働いて返す。
彼はそれ以上お金は出さないしマンションも売らない。
私が風俗を辞めるまでまだ当分お互い辛い日々が続くが、それで彼は納得してくれた。
こういう話はもっと早くにするべきだったと思う。
何も知らない彼は、私がいつ風俗を辞めるのか、それは来月か来年か5年後か10年後か…さっぱり見当がつかない状態でとても不安だったに違いない。
「ユウくん今まで本当にごめんね。」「いやいや、謝ることは何もないよ。」「あと、どうもありがとう。」その後、久しぶりに二人でお酒を飲んだ。
去年私が過換気の発作を起こしてから、彼は私にはアルコールと炭酸飲料は特別なときしか飲ませてくれなくなった。
今日はたしかに特別な日だと思った。
-138へ続く-
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関東では(私が知る限りでは)ローションは不可欠で、ただし使うか使わないかはお客様次第です。
おー!!今度はIカップですか!? Gカップで驚いている場合じゃなかったです(^ ^;)
結局彼のお金を受け取って返済に充てることになるとは、自分でも驚きでしたね。
オーナーとの話で、この件に関する自分の考え方ががらりと変わりました。記事に書いたのは極一部ですが、実際にはオーナーとは1時間ぐらい話をして、励ましてももらったし説教も食らいました(笑)
ではでは、今日も一日頑張りましょう(^ ^)