彼は私を飽きさせないかのようにいろいろな話をしてくれる。
テレビドラマや映画の話、お笑いの話をしたりして二人で笑い合いながらの楽しいドライブ。
一時間ぐらい経った頃、到着した場所は大きな公園だった。
私が元々地理に弱いということもあって、車がどこに向かっていたのか全然わからなかったし、実際どこへ行こうと構わないので気にもならなかった。
5月の良く晴れた日はドライブ日和でもありお散歩日和でもある。
緑豊かな公園はただ歩くだけでも気持ちいい。
綺麗に咲く花々を眺めながら歩いたり、ベンチに座って何をするでもなくまったりしたり。
「ありがとう。私、公園って大好きなの。」「うん。」「え、知ってた?」「うん、前にそう言ってたよ。海も大好きだよね。」「うん。海も大好き!」へぇー、そんなこと言ったっけ?
自分では公園が好きとか海が好きとか言った記憶は全然なかった。
「お昼は何食べたい?」「なんでも食べれるけど量的には軽めがいいかな。」実際、私はなんだか胸がいっぱいで食欲はあまりなかった。
「じゃ、走りながら適当に決めちゃうよ?」「うん、任せた。」少し車を走らせて小さなイタリアンレストランに入った。
「俺は運転するから飲めないけど、はるかちゃんは好きなの飲んでいいよ。」「ありがと。でも弱いから外ではほとんど飲まないかな。」彼はメニューに釘付けにならず、ウェイターと目を合わせながらオーダーした。
その姿がスマートでなんとなく“慣れている雰囲気”を感じる。
ペリエとジンジャーエールで乾杯し、ピザとパスタとサラダをシェアして食べた。食後にはドルチェも薦めてきた。
細かい気遣いには優しさを感じるけれど、『この人絶対、女に慣れてるな』と思ってちょっと悲しい気もした。
女心は複雑なのだ。
-35へ続く-
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○○○ちゃんと彼の返信、読みました。
○○○ちゃんはとっても明るいですね!
彼の方は未知の分野のことを知り、レポートを参考に今後遊びの幅が広がっていくかもしれませんね。
ちょんの間は、歴史もあるしその名残もあるでしょうし、地域によっては貴重な存在なんですね。
“ちょんの間風ヘルス”では働いたことあります。何とも言えない情緒があり好きなお店でしたが、警察が入って潰れました(笑)
○×○ ○○○○ーのサイトも見ましたよ!
○○ ○○○ちゃん、可愛い女のコですね。彼女のお店のプロフィール写真も見ましたが、そちらも可愛いです。
いろいろ情報を集めて何かをしようなんて思っていませんよ(^ ^;)
教えて下さったことはスルーせず全部目を通し、自分の感想を持ちたいと思っているだけです。
自分の仕事に参考になると思う部分があれば取り入れますが、そんなに貪欲な目線ではなく、いつも純粋にただ楽しんでいます♪