過換気は前にも経験があった。
治まるまでは胸が締め付けられて上手く呼吸ができずものすごく苦しい。
運転席のドアが開いた。
「はるかちゃん!どうしたの!」苦しいよ…、一生懸命目で訴えた。
「息ができない?」私は心の中で
『うん!うん!』と訴えた。
声を出すこともできない、呼吸もできない。
「大丈夫、すぐ治まるからね。」「お腹からしっかり息を吐いて。」「俺が付いてるから大丈夫だよ。」彼はとても冷静に見えた。
私を落ち着かせようと、やさしい表情でやさしい口調でずっと声をかけ続けてくれた。
しばらくすると、だんだん呼吸が楽になってきた。
彼は私の手を外してそのまま手を握り、もう片方の手で私の口元を覆った。
「もう少しだからね。大丈夫だよ。」私は申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいだった。
過換気で死ぬことはないとわかっていたが、それでもあまりの苦しさにこのまま死ぬんじゃないかという恐怖におそわれたりもする。
でも、『大丈夫、大丈夫、』彼の存在がとても心強かった。
私には随分長い時間に感じたが、発作が完全に治まるまで実際はたぶん30分程度だったと思う。
彼はハンカチを取り出して私の額の汗を拭ってくれた。
「怖かっただろ、よく頑張ったね。」まるで子供をあやしているようである。
彼にとっては散々な日だ。
いろいろあってやっと迎えた初めてのデートで告白したにもかかわらず、ずっと無視された挙げ句に発作まで起こされた。
こんな面倒臭い女に対して、なんでこの人はこんなにも冷静で優しいんだろう。
-39へ続く-
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○○○ ○×ー○見ました。
まず料金が安くてビックリしました。
女のコは体を酷使するわりには稼げませんよね。あの店の風俗嬢はなぜそこで働いているのか不思議です。売られてきたのかな…。
○○××○も見ました。
ここはSMでもかなりソフトなんですね。
だけど私はプロの本格的なSMは嫌ですよ。
女のコは仕事もキツイでしょうが、その時間外の辛さも尋常じゃない。少なくとも私の知り合いのSM嬢の中に、仕事とプライベートの切り替えが出来ている女のコはいません。
うん○をいっぱい出すためにお弁当を2個も3個も食べたり、体に付いたうん○の臭いを取るのも大変ですし、仕事の帰りはア○○にティッシュを詰めて酷いコになると大人用オムツをして帰りますからね。
かわいそうで見てられません。