しばらくすると彼は私のカーディガンを脱がしながら頬を触り唇にキスをした。私も彼の体に手をまわした。
キスしながら彼の片手は私の腿に触れ、腰に触れ、胸に触れ、ワンピースのストラップを下ろし、ブラジャーのホックを外し、また胸に触れた。
「それはダメ…」彼は私の体からブラジャーを離しながら私を押し倒し、キスをしながら胸を触り続けた。
「ねえ、ダメって。」私は彼の腕を掴んだ。
「なんで。」「誰か来たらどうするの?」「誰も来ないよ。」「怖いよ。」彼はTシャツを脱ぎ捨て、二人の体の上に薄手の毛布を掛けた。
そして私の上に覆い被さるようにして顔を近づけた。
「好きだよ。」「私も好きだけど…」私も好きだけど、嬉しいとか気持ちいいとかよりも“誰か来たらどうしよう”という不安の方が大きい。
「嫌?」「だって、ここじゃ危ないよ。」たぶん私の不安を拭うためだと思うが、それから結構長い時間、彼は私に何もせず、ただ抱き合っていた。
私はそれだけでじゅうぶん気持ち良かったし幸せな気分だった。
-112へ続く-
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それはそうと、一体どうしちゃったんですか?全然“らしくない”ですよ。
ちょっとわからないのですが、何がどうして可哀想で心配なんでしょうか?
いつもの明るい神戸の人様に戻ってほしいです~(> <;)